【レビュー】J2第19節レノファ山口戦 「自分たちでブレーキをかけたゆえの敗戦。足りなかったリスクをかける姿勢」(2016/6/20)
自分たちのスタイルを出しきれなかった
やりきったチームとやりきれなかったチーム。その差が結果として表れた。74分、右サイドからスピーディーにボールを逆サイドに動かしてゴールに突き刺した山口のゴールはまさに「相手の一番やりたかった形」(田向泰輝)であり、自分たちのスタイルを貫いてこじ開けたゴールであった。
それに対して、水戸は自分たちのスタイルをやりきることができなかった。前半はタイトな守備で山口のポゼッションを封じ込めることができていたが、「もっとボールを握りたかった」と西ヶ谷隆之監督が振り返るように、守備に追われる時間が長かったため「後半疲れて足が止まってしまった」(西ヶ谷監督)隙を突かれて失点を喫した。守備ではスタイルを出せたものの、攻撃でスタイルを出しきれずに山口のゴールをこじ開けることができなかった。
問題は自分たちのスタイルを出しきらせてもらえなかったのか、それとも、出しきれなかったのかというところにある。今節においては、出しきれなかったと言わざるを得ない。そして、その原因は自分たちでブレーキをかけてしまったことにある。
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