デイリーホーリーホック

【HHレポート】「ひろくんに一日も早く心臓移植を 選手らが募金活動でアシスト」(2017/2/14) ※無料記事

【写真 米村優子】

【写真 米村優子】

プレシーズンマッチの募金ブースで12人の選手が協力を呼び掛ける

2月11日に開かれたプレシーズンマッチのメインスタンド入口前付近で、選手らが「ひろくんを救う会」の募金活動に参加しました。
土浦市在住の会社員・稲本創さんと麗子さんの息子の啓くん(2歳3ヶ月)は、出生後すぐに拡張型心筋症という心臓の病が見つかり、その後は手術や入退院を繰り返し、現在は東京大学医学部附属病院内で子ども用の補助人工心臓を付けながら暮らす日々を余儀なくされています。
現代の医学では残された治療法がないため、心臓移植しか日常生活を送る術はありません。
2010年の臓器移植法の改正により、日本でも15歳未満からの臓器提供が可能になりましたが、幼児の心臓移植件数は6年間で4件のみと、国内での移植の可能性は非常に低いのが現状です。

そのため、啓くんの両親は海外での移植を決意。アメリカ・コロンビア大学病院で受け入れが了承されたのですが、渡航や治療費の総額は3億円を超えるため、有志が「ひろくんを救う会」を結成し、各地で募金活動を実施しています。
そんな中、啓くんの父・創さんから募金の依頼を受けた沼田邦郎社長が、クラブ全体で協力することを約束。そして今回、選手が募金ブースの前に立ち、募金活動に参加する運びとなったのです。

【写真 米村優子】

【写真 米村優子】

目標金額は3億1000万円。
募金額は2月9日の時点で約9000万弱と3割に満たない状況です。
そこで12人の選手らは少しでも啓くんをアシストしようと、チラシを配ったり、「募金をお願いします!」と大きな声を張り上げながら、多くのサポーターに協力を呼び掛けていました。
「イベント広場の真ん中に募金ブースを設置し、選手も一緒にアナウンスしてくれました。水戸ホーリーホックさんはクラブでできることを全てやってくれて、我々を心からサポートをしてくれました。感謝以外の言葉がありません」と父親の創さん。
「補助人工心臓は感染症、血栓による脳梗塞、脳出血等のリスクがあり、一刻も早い心臓移植が必要です。一日でも早い手術を切望しています。ご協力をお願い致します」と継続的な支援を求めていました。

啓くんへの募金方法はクレジットカード決済や銀行振込、各地域に設置されている募金箱、Yahoo!ネット募金ではTポイントからの募金も可能です。
詳しくは「ひろくんを救う会」公式HPへ。
http://www.savehiro.com/

【写真 米村優子】

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(米村優子)

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