デイリーホーリーホック

【HHレポート】「『地元プロスポーツ団体代表・監督トークショー』に沼田社長が登場」(2017/8/29) ※無料記事

【写真 米村優子】

地域スポーツを生活の一部に。健康なまちづくりへの貢献を目指す

8月20日に「第23回ひたちなか祭り」メインステージで開かれた「地元プロスポーツ団体代表・監督トークショー」に水戸ホーリーホックの沼田邦郎社長が出演。
プロバスケットボールB2リーグ所属・サイバーダイン茨城ロボッツの岡村憲司監督兼選手、プロ野球クラブを目指す「茨城アストロプラネッツ」の山根将大代表と共に、チーム運営における苦労話、10年後の茨城のスポーツなどについて語り合いました。

【写真 米村優子】

トークショーのテーマは3つ。最初の「チームの裏話や苦労したこと」について沼田社長は、「どのチームも苦労しているでしょうが、うちもこのトークショーで伝えきれない程あります」と苦笑。
その中で沼田社長が選んだエピソードは、突如大役を背負った10年前の社長交代劇でした。
「毎日たくさんの人に頭を下げましたし、皆さんに再びクラブの価値を認めて貰うことはとても大変でした。しかし、苦労は人を成長させてくれます」と当時を振り返ります。
一方、現在44歳の岡村監督兼選手は、若手選手とのジェネレーションギャップが悩みの種。
「若い世代は何でもメールで済ませてしまいがちですが、なるべく顔を合わせて交流するよう気を付けています」とチーム作りのポイントを明かしていました。
そして、「バスケ界の“カズさん(横浜FC・三浦知良選手)”になりたい」と、サッカーネタを交えた一幕も。
ちなみに、長年現役を続けるための秘訣は「24時間、筋肉を使うことを意識する。そうすれば自然と筋力が保たれる」のだとか。
2019年までにプロ野球の独立リーグ「ルートインBCリーグ」への参入を目指す山根代表は、目下の課題は集客。まだチームは発足していませんが、今から色々対策を練っているのだそうです。

「サイバーダイン茨城ロボッツ」の岡村憲司監督兼選手
【写真 米村優子】

そして次は「子供の頃の夢は?」とのお題へ。サッカー一筋だったという沼田社長は「周囲では野球が人気だったけれども、足が速かったし、人と違うスポーツがやりたかった。当時、強豪校だった古河一高や水戸商業のサッカーに憧れていました」とコメント。
「地域の子供たちには、もちろんサッカーにチャレンジしてもらいたいですが、何か打ち込めるものを各々見つけて貰いたい。夢を叶えるには、一日一日の積み重ねを大事にすること。そして、決して諦めないことです」と呼び掛けていました。
山根代表の夢は「夏の甲子園の優勝投手」。岡村監督兼選手は「考古学者を目指していた」という意外な過去を披露し、会場を沸かせていました。

プロ参入を目指す野球クラブ「茨城アストロプラネッツ」の山根将大代表
【写真 米村優子】

最後のテーマは「10年後の茨城のスポーツ」。各クラブが目標や未来予想図について、自由に語り合いました。
沼田社長は「水戸ホーリーホックは、一人でも多くの人がスポーツを楽しめる、地域の総合スポーツクラブを目指しています。地域の各クラブと連携しながら、地域の人々の生活の一部となり、スポーツでイキイキするまちづくりに貢献したいです」。
すると岡村監督兼選手は「ロボッツがB1、ホーリーホックがJ1で優勝。アストロプラネッツはNPB(日本野球機構)に参入する」、山根代表は「茨城から侍ジャパンを輩出する」と未来について語ると、希望溢れる内容に来場者から大きな拍手が送られていました。

上位進出への激闘が続くホーリーホック、9月30日からB1昇格への戦いが始まる茨城ロボッツ、ひたちなかを拠点にプロ参入を挑戦する茨城アストロプラネッツ。
スポーツで地域を元気にする3クラブにますます目が離せませんね!

(米村優子)

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