【コメント】佐藤和樹選手「葛藤しながらやってきたことが『よかった』と思えるように富山で結果を出したい。水戸にはやり残したことがあるので、戻ってきて恩返しをしたい」（2017/9/12）※無料記事

2017年09月12日 19時27分　
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【写真　佐藤拓也】

Q.富山への期限付き移籍が決まりました。
「結局、水戸を出ていく形となってしまいました。バンさん（萬代宏樹選手）や（田中）恵太君、マッキー（伊藤槙人選手）が移籍先で活躍しているのを見て、刺激になっていました。『俺はこのままでいいのか』という思いは常に持っていました。チャンスが来たので、チャレンジしたいと思って決断しました」

Q.3人のプレーは見ていた？
「気にしてよく見ていました。この間、バンさんがすごいゴールを決めてましたよね！」

Q.富山からオファーはいつ来たのですか？
「昨日の午後ですね。急なオファーでしたが、即決しました」

Q.富山はJ2昇格争いの真っ只中です。
「富山のJ2昇格のために、自分ができることは何でもやりたい。少しでも力になれたらいいなと思っています。ただ、あまり気負いすぎず、欲を出し過ぎずにプレーしたいと思います。あまり自分の力を過信しすぎず、自分ができることをしっかりやって、いい方向に向かうようにしていきたい。自分ができることを全力でやることが一番大事だと思います」

Q.水戸での1年半は悔しい思いをたくさんしました。同時に得たものもあったのでは？
「苦しい思いがほとんどでした。毎日のように葛藤して、いろんなことを変えてやってきました。それが『よかった』と思える日がいつか来ると信じてやってきました。そう思えるようになるためにも、富山で結果を出すしかない。自分を信じてやり続けるだけです。どこのチームに行ってもやることは変わりません」

Q.水戸で出場機会に恵まれない中でも気持ちを落とさずに練習に取り組んでいた姿が印象的でした。
「それは西村卓朗強化部長にも言っていただきました。『ちゃんと取り組んでいる人のもとにしかチャンスは訪れない』と。バンさんや恵太くんも水戸でしっかりやっていたから結果を出すことができている。一緒に練習をしてきて、僕は彼らの取り組みを見てきましたから。明らかにその成果が出ている。今の活躍は必然だと思います。なので、自分も続きたいと思います。ただ、いいイメージばかり持ってしまうと、うまくいかなかった時に精神的に難しくなってしまうので、気を引き締め直して富山に行こうと思っています。そう考えられるようになったのも成長だと思います。水戸で大きくなれたと思いますね。でも、そう言えるのは結果を出してからですね」

Q.水戸のサポーターにメッセージをお願いします。
「水戸サポーターのみなさんには本当に期待をしていただいて、感謝しています。水戸は本当にいいところ。この町とこのクラブのことが大好きになりました。だからこそ、試合で活躍をしたかった。それができなかった悔しさとふがいなさが常にありました。でも、実力がなければ、チームの役に立たないのがプロの世界。もっと自分を高めないといけない。水戸ではやり残したことがたくさんあるので、いつか水戸に戻ってきて、ちゃんと恩返しをしたいと思っています。パワーアップしてきます」