Jウォッチャー ~日本サッカー深読みマガジン~

河治良幸がピックアップ!J1開幕戦で見えた「good」なチームと「bad」なチーム。

先週末、2017年のJリーグが開幕した。今季のJリーグは3年ぶりの1ステージ制、放映権の変更による優勝賞金の増額や理念強化配分金の新設(J1が対象)などの影響もあり、例年以上に積極的な補強を行ったチームも多く、熾烈な戦いの火蓋が切って落とされている。
そこで今回は、河治良幸氏に2017シーズン開幕戦をチェックしてもらい、J1・J2「good」なチームと「bad」なチームをピックアップ。開幕戦の各チーム状況などを解説してもらった。本日はJ1編をお届けする。

【good】なチーム

■横浜F・マリノス

全体の距離感など組織としての機能性が万全というわけではないが、浦和に主導権を握られてもバタつくことなくボールの奪いどころを共有し、左の齋藤学を起点とした効果的な仕掛けに結び付けていた。齋藤に依存しすぎという声もあるかもしれないが、彼の場合は個で打開して決め切るだけでなく、相手のディデンスを自身に惹き付け、周りにフリーの選手を生み出す術も身に付けており、タイプは全く違うが10番の先輩である中村俊輔(磐田)の中心選手としてのパーソナリティーをうまく継承した感がある。

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