Jウォッチャー ~日本サッカー深読みマガジン~

河治良幸がピックアップ!『J2』開幕戦で見えた「good」なチームと「bad」なチーム。

先週末、2017年のJリーグが開幕した。今季のJリーグは3年ぶりの1ステージ制、放映権の変更による優勝賞金の増額や理念強化配分金の新設(J1が対象)などの影響もあり、例年以上に積極的な補強を行ったチームも多く、熾烈な戦いの火蓋が切って落とされている。
そこで今回は、河治良幸氏に2017シーズン開幕戦をチェックしてもらい、J1・J2「good」なチームと「bad」なチームをピックアップ。開幕戦の各チーム状況などを解説してもらった。本日はJ2編をお届けする。
(関連リンク:河治良幸がピックアップ!J1開幕戦で見えた「good」なチームと「bad」なチーム。)

【good】なチーム

名古屋グランパス

外からは期待と不安が入り交じる中で開幕戦を迎えたが、後者は杞憂に終わった様だ。川崎を5年間率いた風間新監督が掲げる攻撃的なサッカーは浸透に時間がかかる見方もあったが、選手の質の高さと意欲が早期の順応につながったのだろう。正確性の高いつなぎで岡山を押し込み、経験豊富な佐藤寿人と玉田圭司を擁する攻撃陣が多彩なコンビネーションを繰り出した。2得点をあげた永井龍はもともと期待値の高い選手だが、鋭い動き出しと正確なシュートを発揮し、智将のもとで一皮剥けた感がある。

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