「まずはファン・サポーターの方に対して、もっと気軽にJリーグのグッズを買える機会を提供したい(Jリーグ・出井宏明 氏)」~Jリーグオフィシャル EC プラットフォームパートナー発表会見(2)~
4月24日、JFAハウスにてJリーグ×楽天の共同記者会見が行われ、楽天株式会社との「Jリーグオフィシャル EC プラットフォームパートナー」契約を締結することで合意したと発表した。
記者会見では、Jリーグ村井満チェアマン、楽天株式会社代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏らが出席し、「Jリーグオンラインストア」を7月中旬をめどにリニューアルし、その後の運営を楽天が支援することが発表された。
今回は会見での出席者のコメント(2)をお届けします。
○出井宏明 株式会社Jリーグデジタル 専務執行役員 デジタル担当
「最初に私の方から、主にJリーグという次元で、少し今回の協働のスタートにあたっての補足をさせていただければと思っています。
まず背景について少しだけ補足をさせてください。
Jリーグですが、ここ数年、特に昨年1年間、5つの重点戦略を掲げています。
・魅力的なフットボール
・スタジアムを核とした地域創生
・アジア戦略
・経営人材の育成
それに加えて、デジタル技術の活用推進を取り組んでいます。
目的としては下の2つでございます。Jリーグですばらしいサッカーがプレーされていることを前提にしながら、より多くの方に素晴らしい体験をしていただけるように、どうやってデジタルを活用するのかというところで取り組んでいます。
デジタル技術の活用と言うと、なんとなく数字だけを集めてというふうイメージがありますが、目指したいのは③にありますが、お客様の体験をいかに素敵なものにしていくのか。そのために、どのようにデータを集めてどのように活用するのか、最終的に顧客体験の向上を上げていくのか、最終的にJリーグとしてのビジネスとして広げていくのか取り組んでいます。
いろいろなキーワードがございます。昨今でいいますので、スタジアムWiFiといったスマートスタジアムの話、、DAZNという映像の話、電子チケット、スマートフォンアプリ、SNSいろいろございます。この中でマチャンダイジングの領域について、ぜひご一緒させていただければということで、今日を迎えることができました。
Jリーグですが、マーチャンダイジングの領域、今までもここで写真でいくつか紹介していますが、クラブを通じてスタジアムを盛り上げる、観戦体験を素敵なものにするための様々なグッズ、例えばタオルマフラーなどを提供させていただきます。
今回そういったものをよりもっと身近に、例えば初めて観戦した方にも、気軽に購入いただけるように、そういったような環境を作っていきたいと思っています。今回赤い文字で大きく出していますが、Jクラブで横断した統一のECプラットフォームということで、今回楽天様とシステムやマーチャンダイジング、物流という領域をご一緒させていただければと考えています。
ぜひやっていきたいのは、まずはファン・サポーターの方に対して、もっと気軽にJリーグのグッズを買える機会を提供したい。特に昨今、音楽もそうですけど様々なイベントにおいて、商品を手にすることがその場の参加感を高めたり、リピーターになっていただくキーになると思っています。多くの方に気軽に買っていただく機会を提供していきたいと思っています。
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