Jウォッチャー ~日本サッカー深読みマガジン~

「クラブだけでなくてリーグとしても、こうしたナチズムという問題についても、啓発努力を継続していく(村井チェアマン)」~Jリーグ4月の理事会後の会見より(3)~

4月27日、JFAハウスにて4月のリーグの理事会が行われた。理事会後に記者会見が行われ、Jリーグ村井満チェアマンから決議事項・報告事項が発表された。

※Jリーグ4月の理事会後の会見より(2)

○村井満Jリーグチェアマン
(G大阪の)応援のあり方に関するプロジェクトチームの発足については、3点から構成されています。
ひとつは応援のコンセプト作り。応援綱領の作成。G大阪の応援の基本的な考え方を、クラブ・サポーターで作り上げていこうと思っているということです。

選手を鼓舞する迫力のあるオリジナリティのある応援をして、選手・サポーターが楽しい一体となる応援をもう一回作り直していきたいと覚悟が表明されていました。また応援の演出等、アイデアを出し合って決定していくということでした。旗、応援歌等、選手紹介および照明など様々なものについても、サポーターとクラブで共同して考えながら検討していきたいということでした。クラブサポーターによる継続的な改善について、定期的に応援について評価し、継続的な改善を図るという内容でした。

今回の件をケースを契機に、ガンバ側からもう一度事実経緯の説明と合わせて、やり直したいという表明がありました。

全体を通して認識てでございますが、例えば現在DAZNの中継は国際放映権のサブライセンスとして、ドイツ国内でも全試合ではありませんが一部の試合が中継されています。それから2020年には東京五輪で、世界中の方々がお見えになります。そして今夏にはボルシアドルトムントとも試合を行います。

本件、環境変化とともに、こうした問題についてのセンシティビティは変わっていくという認識を、今日共有したつもりです。
これまでの日本では大きな問題ではなかったということではなくて、その背景をしっかり理解して、サッカー界が率先していくべきだという話を理事会でもいただきました。今後クラブだけでなくてリーグとしても、こうしたナチズムという問題についても、啓発努力を継続していこうしていこうということでございます。

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