「サポーターのみなさんにも相互的な啓発をしていかなければ解決できない問題(村井チェアマン)」~G大阪サポーターによる不適切なフラッグ掲出に関してメディア向け説明会より(3)~
5月11日、Jリーグから4月16日の大阪ダービーで発生したG大阪サポーターによる不適切なフラッグ掲出に関して、ガンバ大阪に対する制裁(けん責、および制裁金200万円)を決定したと発表された。
サポーターによる不適切なフラッグ掲出に関してガンバ大阪に制裁を決定(Jリーグ)
https://www.jleague.jp/release/post-48873/
また同日メディア向け説明会(ブリーフィング)が行われ、黒田卓志フットボール本部長が出席。Jリーグ村井満チェアマンはAFC理事会のため、インターネット中継で質疑応答に答えた。
今回はメディア向け説明会でのコメントをお届けします。
(2)はこちら
○村井満チェアマン
ちなみに規律マターについて、何点かございました。
先ほど申し上げた通り、規律については現場不介入の原則がありますので、私自身が規律委員会などにも出ていませんし論評する立場にはありませんが、森脇選手の侮辱的な発言自体が、両クラブのファン・サポーター、それから多くの関係者に不快な思いをさせたのは事実だと思っています。本人も反省していると聞いていますが、我々はやっぱりサッカーでしっかりお客様にその価値を見せていく必要がありますので、今後、しっかり反省していきたいと考えています。また徳島でも若干規律マター(ボールパーソンを突き飛ばした行為)がありました。一つ一つやはり関係者に感謝しながら、皆さまに支えていただいているJリーグですので、しっかり改善してまいりたいと思います。このあたり、制裁案件、規律案件含めて、運営担当者とも内容を共有していきたいと思っています」
~質疑応答~
Q:先日理事会の際にも話をされていましたが、今回の問題についてリーグもクラブも感度が低かったというお話がありました。JAPANESE ONLYみたいな誰が見ても差別的、直接的でないということが、今回の制裁の判断にも影響したのでしょうか?
○村井チェアマン
「感度が低かったというところで言いますと、実際この事案を把握したのが、クラブへのサポーターからの投稿で認識しました。リーグもオウンドメディでのメッセージで知るところとなりました。そういった意味では試合当日ではなく一両日経過した後に把握したということでした。モニタリング体制とか、現場での適切な対応という意味では、若干タイムラグがあったことが我々の感度が鈍かった申し上げた次第です。認識してからの対応についてはG大阪速やかに対応したと思っています」
Q:事実の確認ですが、2014年3月8日のJAPANESE ONLYの前の段階で、このSS旗が振られていたことをG大阪の関係者は認識されていたということでしょうか?
○黒田氏
「G大阪としては、当該グループが所持・使用していたことを認識していたため、JAPANESE ONLYの後に働きかけをして、今後は使わないようにという注意をしていました。(どのくらい使っていたかわかりますか?)その点についてはわかりません」
Q:G大阪の件もそうなんですけど、このGW中にJリーグのピッチの内外で良くないニュースがYahooのTOPにもJリーグのネガティブなイメージになってしまう報道がちょっと続きました。それぞれの出来事は独立していて関連性はないと思いますが、続いてしまったことについて、このへんのチェアマンのお考えを聞かせてください。
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