Jウォッチャー ~日本サッカー深読みマガジン~

「Bリーグが初年度として成功を収めているなと嬉しく思っています。Jリーグとして学ぶこともありました(村井チェアマン)」~5月の理事会後の記者会見(4)~

5月25日、JFAハウスにて5月のリーグの理事会が行われた。理事会後に記者会見が行われ、Jリーグ村井満チェアマンから決議事項・報告事項が発表された。

今回は理事会後の記者会見の様子(4)をお届けします。

記者会見の様子(3)はこちら

○村井満チェアマン

Q:先ほどお話があった残念なニュースについての報告の中で、他の理事の皆さんからどういった意見が出たのかということがひとつ。もう一つは今週末Bリーグの初代王者が決まるということで、チェアマンの目から見たBリーグについての感想を教えてください。
「まずピッチ上での選手の不適切な言動もありましたし、それからサポーターがいわゆる不適切な行為を行ったという事案がありました。ピッチ上での事案、それからスタジアムでの事案、それぞれあります。
やはり他の競技団体を経験されている方からすると、やはり管理をきっちりやらないんですかという意見だったり、持ち込みの旗なんかは全部確認したり許可制にしていたりするので、なぜそうしないのですかという意見はありました。そういう意見に関して、実際許可制にして掲出されたら没収するクラブもあれば、G大阪のようにサポーターと一緒に話し合いながら、適切な応援スタイルを考えていくというチームもあります。
今日出た意見で言えば、サポーターの人数が多いクラブから人数が少ないクラブまで幅が広くあります。サポーターの歴史も違いますし価値観も多様なので、何か一律で管理するのではなくて、サポーターとともにあるべき姿を考えて、サポーターが相互に啓発をしあう方が実効性があるのではないかという意見もありました。ですのでリーグが管理するというよりは、サポーターと一緒にというのが、今日のキーワードだったと思います。

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