Jウォッチャー ~日本サッカー深読みマガジン~

J1参入プレーオフ(仮称)導入について「カテゴリー間のバランスや様々な要素を加味したうえで判断した(村井チェアマン)」~6月のリーグの理事会より(1)~

6月27日、JFAハウスにて6月のリーグの理事会が行われた。理事会後に記者会見が行われ、Jリーグ村井満チェアマンから決議事項・報告事項が発表された。

この中で、2018年以降のJ1・J2の昇降格決定方法が変更することを決定したことが発表された。

2018年以降のJ1・J2昇降格決定方法について

Jリーグ.jpより

<J1・J2昇降格決定方法について>
■大会名 : J1参入プレーオフ(仮称)
■トーナメント表

Jリーグ.jpより

今回は、会見でのコメントをたどりながら、2018年以降のJ1・J2の昇降格決定方法についての説明を紹介しています。

Q:今回、こういった方法に変更した一番の理由と背景について教えてください。

○村井満チェアマン
「必要があれば競技運営部の黒田の方から補足させていただきますが、本件はいくつかの背景から協議を行いました。将来的なJリーグの構造、J1が何チームで、J2が何チームでJ3が・・・という、また決議はしていませんが、将来のJリーグの方向感を議論しました。
今、J3がある意味でセーフティネットとしてそこからは降格がないことを前提として、地域クラブが14クラブ、そこにU23が3クラブが参戦しています。降格がないJ3という位置づけをどこまで維持するのかを、J3クラブを中心に議論しました。この議論に関してはまた決議していませんので、プロセスと理解していただきたいのですが。J3を東西分割したりいくつか小分けしていくブロックの構造という考えがある一方で、全国リーグでありたいという意見もあります。後者の全国リーグを選択した場合は、年間で試合ができる物理的なチーム数の上限が20チームとなります。今、J3はナイター照明などがない中でも試合ができるレギュレーションとなっていますので、そのタイミングではJFLの降格も検討することもも視野に入れて全国リーグを維持していくか、もしくは分割していきながら当分セーフティネットのような位置づけでチーム数を拡大していくのか。大きな議論で言えば、J3クラブの総意をほぼ得て、降格があったとしても全国リーグであるJ3、チーム数で言うと20クラブでキャップするという大枠のコンセンサスをいただいています。

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