「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

【コラム】 北嶋秀朗から工藤壮人へ「今の状況から逃げなければいいと思う」 (1690文字)(2014/12/04)

第31節の徳島戦で、工藤壮人は約2年ぶりにスタメンから外れ、そこから3試合連続でベンチスタートとなっている。その3試合、いずれも途中出場でゴールチャンスはあったが、決定機ではポスト直撃やGKのセーブに阻まれるなど、ツキにも見放されてゴールという結果には結び付いていない。第25節の鳥栖戦を最後に、8試合ゴールなしという状況だ。

かつて、自分の周りを固めてくれたレアンドロ・ドミンゲス、ジョルジ・ワグネル、田中順也らが移籍したことで、今の工藤には戦術上、求められるタスクはゴール以外にも増えている。中盤に降りて攻撃の構築に加わり、守備時には5-4-1の中盤の右として献身的に守備をこなさなければならない。ゴール以外の部分でチームの勝利に貢献しているのは確かだが、工藤はやはりFWだ。チームプレーに徹する中で、どうやってゴールを奪っていくか。そのジレンマは、工藤自身が一番感じていることだろう。

(残り 1300文字/全文: 1694文字)

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