「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

【レビュー】 J1 2nd 第10節 川崎 vs 柏 「今季最多の5得点で連勝。首位の背中を視界に捉える」 -2338文字- (2016/08/28)

J1 2ndステージ第10節

川崎 2−5 柏

得点者:4分 ディエゴ オリヴェイラ(柏)、5分 ディエゴ オリヴェイラ(柏)、17分 森谷賢太郎(川崎)、29分 茨田陽生(柏)、32分 ディエゴ オリヴェイラ(柏)、75分 中川寛斗(柏)、82分 三好康児(川崎)

●スタメン

GK中村航輔、DF茨田陽生、中谷進之介、中山雄太、輪湖直樹、MF中川寛斗、秋野央樹、栗澤僚一、FW伊東純也、ディエゴ オリヴェイラ、クリスティアーノ

 

試合終了後、下平隆宏監督は会見の場で「この1週間、川崎に勝つために何をすればいいのか、どうすればいいのかと考え続けてきて、それを選手たちがしっかり実行してくれた」とプランを確実に遂行した選手たちを労った。

この会見の場でも述べていたが、前日の取材でも下平監督は「ボールを握ることが最大の守備」と言い、真っ向勝負に出ていくことを示唆していた。

ただ、会見での下平監督の「川崎に勝つためには何をすればいいのか」という言葉から察するに、自分たちが主導権を握ることを目標にしながら、高い攻撃力を有する川崎対策を入念に進めてきたのは明らかだ。事実、同じく前日の取材では、選手たちは「相手にボールを握られる時間が多くなった場合」を想定しており、中でも栗澤僚一は象徴的なコメントを残していた。

(残り 1797文字/全文: 2336文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ