「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

【ニューイヤーインタビュー】 輪湖直樹が見据える2017年 「最大限の力を出すことを意識する」 -5394文字- (2017/01/01)

■ 昨年1年があったから今年は修正できるようになったと言える1年にしなければいけない

−2016年は輪湖選手にとってどのようなシーズンでしたか?

「最初の頃はなかなか勝てずに大変でしたけど、自分個人としてはその中でも1年間を通して試合に出られましたし、選手が昨年(2015年)から入れ替わったことでそれぞれの役割が少しずつ変化していく中で、自分はその役割をこなせたかなという感じです。どちらかというと昨年の方が攻撃的でしたが、今年(2016年)は右サイドにはJ(伊東純也)がいたため、俺はもう少しバランスを取りながらプレーをする役割があって、それをうまくこなせた1年だったと思います」

 

−開幕3試合でミルトン メンデス監督の退任や、下平隆宏監督就任以降も公式戦未勝利が続きました。勝てていなかったときには焦りなどはなかったのでしょうか? また、今度は未勝利から一転して連勝が続きましたが、輪湖選手から見て何が変わったと感じましたか?

「昨年までとは少し違ったスタイルに取り組んだ分、融合が思うようにうまくいかなかったので序盤戦は苦しかったですね(苦笑)。でも開幕戦の浦和戦は、負けはしましたけど内容的にはアグレッシブな持ち味が出せていたと思いますし、良かった部分はあったと思います。そこで勝てなかったことで少しずつ歯車が狂っていったんですけど…難しい時期でしたね。でもシモさん(下平監督)に替わって、昨年のサッカーにプラスして一人ひとりがアグレッシブな意識を持てるようになったと思います。攻撃に切り替わったときにはカウンターを狙うようになり、昨年よりもダイナミックでアグレッシブな部分が出せるようになったのが連勝につながったと思います。連勝中は何もかもがうまくいっていましたし、また新しく出てきた選手が活躍するという良い流れができていました」

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