「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

【開幕直前コラム】 再びサッカーができる楽しさを噛みしめる今井智基。開幕戦で11ヶ月ぶりの復帰を果たすか -2725文字- (2017/02/19)

「11ヶ月以上ぶりですからね…。長かったですね、本当に」

Jリーグ開幕を6日後に控え、今井智基は感慨深そうに現在の心境を口にした。

 

右第5中足骨骨折により、今井が戦列を離れたのは昨年4月のこと。当初は全治2ヶ月という診断だったが、6月には鼠径部の負傷を併発。さらに8月には、一度完治したはずの右第5中足骨を再骨折してしまう。復帰へ向けて一時はトンネルの出口が見えたと思いきや、度重なるケガでその出口は遠ざかるどころか、出口の光すら見えない暗闇へと放り込まれた。

単純に力不足で試合に出られないのなら、個人の頑張り次第で打開できる。だがケガだけはどうにもならない。しかも、これまで大きなケガを経験したことがなかった今井にとって、負傷での長期離脱はサッカー人生で初めて味わう苦痛の日々だった。

「マジきつかったです。今までケガをしたことがなかったので本当に辛かったですし、プレーしたくてもできないもどかしさもありました」

(残り 2356文字/全文: 2766文字)

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