「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

【レビュー】 YBCルヴァンカップ 柏 vs 清水 GS-1「手塚康平の鮮やかなるデビュー。新たにチャンスをもらった選手たちが“爆発させたい思い”を試合にぶつけ、手繰り寄せた1勝」 -2081文字- (2017/03/16)

YBCルヴァンカップ グループステージ第1戦

柏 1−0 清水

得点者:3分 手塚康平(柏)

●スタメン

GK桐畑和繁、DF小池龍太、中谷進之介、中山雄太、古賀太陽、MFドゥドゥ、栗澤僚一、手塚康平、大津祐樹、FW大島康樹、中川寛斗

 

J1第3節の川崎戦からスタメン8人が入れ替わった。その8人全員が今季初スタメン。桐畑和繁、手塚康平、ドゥドゥ、大島康樹にいたっては、今季初出場でもある。

「サブ組はギラギラしている。“爆発させたい思い”を試合にぶつける」

試合前に栗澤僚一が出場選手の気持ちを代弁したその言葉どおり、試合の入りから彼らは気迫のこもったプレーを見せた。前へ出ていくアグレッシブな姿勢、集中力、球際の競り合い…。それらが凝縮された場面のひとつが、3分の先制弾だった。

2人に挟まれながらも身体を張ってキープしようとした大島。ボールは失いかけたが、彼の粘りにより小池龍太がスピードに乗って相手からボールを掻っさらい、クロスを入れる。

そのセカンドボール。

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