「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

【コラム】 日本代表を経て成長する中村航輔、それがもたらすチームへの多大な影響 -2737文字- (2017/09/01)

「日本代表はずっと入りたかった場所なので嬉しいですし、もちろん定着しなければいけないので、それに向けて頑張っていきたい」

これは、5月25日に日本代表初招集を受けた際の中村航輔のコメントである。

中村という選手は非常に意識が高く、常に自分の成長を考えて日々のトレーニングと試合に臨んでいる。代表招集を受けていなくても、そのスタンスは全く変わることはないが、松本拓也GKコーチは「より具体的に代表へ行くイメージを持つようになった」と代表初選出後の変化を語る。

「前回の代表では自分と比較して…というよりは、川島選手のシュートを止める時の気迫など、海外組の質の高さを肌で感じてきたようです。それは代表にいかなければ見られなかったと思うので、ワールドカップ予選という戦いのステージだからこそで、国内のGKトレーニングキャンプでも経験できなかったことです。レイソルでは自分が試合に出ていますが、そうではない代表という場所で、他人が試合に出る中でそういうものを感じてきました」(松本コーチ)

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