「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

【コラム】 チームの窮地を救った中村航輔。あの絶体絶命の場面を振り返る「“事故”を失点の言い訳にしたくない」 -1354文字- (2017/09/11)

75分、カットインしたラファエル シルバが放ったシュートが小林祐介に当たり、そのこぼれ球がフリーの武藤雄樹の足元に転がった。何度か浦和に決定機を作られた中でも、これが試合における最大のピンチだった。

次の瞬間、素早く間合いを詰めた中村航輔が武藤のシュートをストップ。このビッグプレーによって、柏は絶体絶命のピンチを切り抜けた。

シュートやパスがリフレクトし、予期せぬ方向へ転がることを選手は“事故”と言う。その事故が起きた状況において、中村のビッグセーブが飛び出すケースは非常に多い。思い返してみても、第10節のC大阪戦の清武弘嗣のシュートや、第12節磐田戦の川辺駿との1対1は、そんな“事故”から発生したピンチだったが、その都度中村のビッグセーブがチームを救った。

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