「川崎フットボールアディクト」

【キャンプレポート】綾町初日「中村憲剛が全体練習に部分合流。完全合流に向けた一歩を踏み出す」

IMG_4727

フロンターレが宮崎の綾町にて春季一次キャンプをスタートさせ、中村憲剛が全体練習に部分合流した。
恒例となった綾町での春季一次キャンプの初日から、憲剛が全体練習に部分合流した。憲剛が合流したのは、7対3のボール回しと、4人を3色に分けて行われた鳥かごの二つのメニュー。負傷し、長期療養を余儀なくされた2014年11月2日の清水戦以来、チームの中に入っての初めての練習となった。練習を終えた憲剛は「みんなでやれることが楽しい」と笑顔を見せつつ、「悪化しないように、良ければ進んでいく感じです」と慎重に進められている復帰へのプロセスについて口にした。

kengo

 

前日に行われた新体制発表会見の席上、庄子春男GMが憲剛の症状を個別に口にすることからも分かる通り、憲剛はフロンターレの中では替えの効かない選手であり続けている。フロンターレにとっては、直接的に成績に影響する選手なだけに、開幕までの時間の中でしっかりと治して欲しいところだ。

なお、憲剛が離脱した全体練習はフルサイズのゴールを3つピッチに置いたミニゲームで、1チームGKを含めて10選手で構成。ボールは二つ入れられて行われた。誰かのシュートが体に触って入った場合、それがゴールとして認められるというルールが初期に判明。それを見つけたノボリのプレーに触発されて、大島僚太がゴール前でごっつあんゴールを量産していた。

この練習を振り返った大島は「今日は得点王ですかね。最初、ノボリさんが人のシュートを触ってゴールにされて、それで自分たちが失点したのでやり返そうと思って(笑)」と話していた。昨季にはあまり感じられなかったゴールへの執着心が多少なりとも出せていたように思うが、それが公式戦でも発揮されるとすると、進化した大島僚太を見せられるのではないだろうか。

ちなみに庄子GMが帯同すると話していたユース所属の3選手は、三笘薫、岸晃司、長谷川隼。

 

自分の良さを出したいと話す三笘は「最初は緊張してたんですが、プレーになったら普通に出来ました」と初日の練習を振り返る。

 

プロを目指している長谷川隼は、「緊張しました。あまりトップに参加したことがないので、良い緊張感でやっています。まだまだ力が足りないので、これからまたキャンプを通してやっていかないといけないと思います」と課題を口にした。

 

kishi

 

「自分は今回しかチャンスがないと思っている」と危機感を持ってこの合宿に入った岸晃司は「自分を(攻撃面での良さを)出したい」と意気込む一方、同室の車屋、武岡、實藤の組み合わせが物静かなため「結構静かで勉強してます。学校を休んでいるので、その分やってます。勉強も頑張ります」と話していた。文武両道で頑張って欲しいところだ。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ