「川崎フットボールアディクト」

【#オフログ】ファン対応

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これはフロンターレがクラブの備品として購入し、選手たちに手渡すマジックです。例年30本ほどをストック用意しているそうです。

「サポーターとマジックのやりとりをすると、時間がかかるからですよ」とマネージャーS氏は言いますが、時間を理由にするのであれば、そもそも疲労を理由にファン対応させなければいいだけの話。選手が最低限行うこととして、ファン対応は絶対だとの前提があり(ただ、例外として天候や疲労、治療のためファン対応を回避することはある)、その上で時間をどう短縮させるのかを考えサインペンを用意する。クラブがファン対応をいかに大事にしているかがわかるかと思います。

もちろん、中村憲剛や大久保嘉人など、チームの主力選手がしっかりとしたファン対応ができているというのも若手への影響を考えると大きいと思います。

フロンターレを取材していると、そうした対応が当然だと思いますが、他クラブでは必ずしもファン対応は必須ではないそうです。先日、他クラブを取材するライターさんと食事をしましたが、フロンターレの対応に感心していました。ちなみにそのクラブでは、キャンプ時に現地のファンに対しボランティアの募集をかけ、キャンプ場の清掃や用具の手伝いなどをお願いしているそうです。かなり朝早くに集合し、雑用を手伝うことになるそうですが、一方でチームに何らかの形で係ることでボランティアさんに満足してもらえるというメリットがあるそうです。形を変えたファン対応という位置づけになっているようです。視点を変えると、色々と見えてくることがあります。

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