2015年02月13日 9時08分　
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サッカーの練習取材をしていると、どうしてもフィールドの練習の比重が大きくなりがちで、なかなかGKの練習を紹介する機会がありません。そもそもGKの練習は独特ですし、その練習の意味を理解するのも難しいということもあります。

知ってる人は知ってますが、ぼくはコーチのC級ライセンスを持ってます。自分では下手すぎて教えられないのですが、ライセンスを取るときのインストラクターが元U17日本代表監督の吉武博文さんで、かなり鍛えられたということもあり、練習の意味についてはある程度類推して考えることができます。そんな訳で、まだ自分が理解しやすいという理由で、練習取材に関してはフィールドプレーヤーに偏りがちなところがあります。

と、前提条件を提示した上で、こちらの写真です。

GKコーチの菊池新吉さんと、西部洋平、新井章太、松井謙弥、安藤駿介の4選手が、練習前のウォーミングアップを行っているところです。こちらはフロンターレが沖縄でのキャンプで使ってきた吉の浦公園ごさまる陸上競技場です。このあとチームの選手達が競技場を訪れて全体練習が始まるのですが、彼らGK陣は人知れず、というと大げさかもしれませんが、黙々と練習を続けていました。

試合中、チームの最後尾に控え、一度のミスも許されない守備の要として活躍する彼らのポジションの特殊性そのままに、こうして地道な練習が行われていました。

GKコーチとGKとの徒弟制度とも言えそうな濃密に見える関係性は、嫌いじゃないです。