「川崎フットボールアディクト」

【キャンプレポート】【二次合宿総括】第1回(全4回)試合中心の二次合宿について「練習と試合を別で考えたらだめ。試合のための練習で(試合と練習とが)一緒だということ」(中村憲剛)

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沖縄合宿を取材した中で、いくつかのテーマについて原稿を起こした。

まずは二次合宿全体について。試合主体の合宿となった沖縄キャンプについて概観した。

 

1月15日に始動した今季のフロンターレは、宮崎・綾町での一次合宿を経て着々とそのチーム作りを進めてきた。シーズンを戦う体作りとしては、一次合宿前の8日間でそのベースを完成させ、綾町ではすでに試合形式の練習が取り入れられた。

このスケジュールから明らかなように、風間監督の体作りは試合を通して行われる。試合が一番の練習という認識を持っているのだ。と、こう書くと誤解する方もおられるかもしれないが、もっとも重要な公式戦の舞台が選手を最も成長させてくれる場で、風間監督にとっては試合と練習とが一体化している、と言い換えるとわかりやすい。

風間監督はこの考えに従い、就任以降年間を通して常に紅白戦を行い、試合を通して少しずつ選手たちを成長させてきた。こんな風間監督のチーム作りについて的確に述べているのが中村憲剛だ。2月10日午前練習後の取材時に次のような言葉を口にしている。

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