「川崎フットボールアディクト」

【キャンプレポート】【二次合宿総括】第3回(全4回)杉本健勇論「そうやって言ってくれる人がいるというのはいい環境なので、今は凄く楽しくサッカーできてます」(杉本健勇)

kenyu

 

沖縄合宿総括原稿、第3回目は、杉本健勇について論じてみた。

2015年シーズンが始まり、これまでに書いてきたレポート中に杉本健勇の名前をかなりの頻度で出してきた。それは彼に与えられた役割が重要だったからだ。風間監督は2014年シーズンにおいてある意味完成していた攻撃陣の中に健勇を組み込み、彼を活かす形でチームを作ってきた。風間監督がそうするに値する足元の技術を健勇は持っており、その恵まれた体格とともに攻撃の重要な役割を担ってきたからだ。また性格も社交的で、周囲からのアドバイスを受け入れる柔軟性があり、すでにチームには馴染んでいる。もちろんサポーターのみなさんも、ツィッターでのやりとりを見ればそれはわかるはず。

健勇については攻撃時の動き方に関してチームメイトからたびたび指摘されている。特に大久保嘉人からのものが多いが、もらい方やもらうべき場所などについて繰り返し指示を受けていた。たとえば加入初期にはサイドに流れる傾向について問題視されており、コンビの中に必ずしも入れていないのだと嘉人から言われていた。今はすでに解決されており、新たな課題と向き合っていた。なお、サイドに流れる傾向については昨季の森島康仁も言われていた課題で、他クラブからの加入初期には出がちな課題なのかもしれない。いずれにしても、健勇はよりゴールに近い所で前線の攻撃陣と絡む事を求められているということのようだ。

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