「川崎フットボールアディクト」

【J1 1st. 第3節 山形vs川崎 プレビュー】角田誠が「とりあえずやってみるのはありだと思います」と話す守備の改善により無失点で試合を終えたい(2202文字)

kaku

失点が止まらない。

快勝した開幕戦での1失点に続き、神戸戦では2失点。そしてナビスコカップ名古屋戦では3失点。試合ごとに失点数が増えているのが気がかりだ。

もちろんすべてのチームが守備を熟成させていけるわけではないが、少なくともタイトル争いをしようというチームは一定の守備の堅さを持つもの。そういう意味では今季ここまでのフロンターレは不安定だといえる。

風間監督も「失点パターンが今のところ決まっていて」と言及しているが、起きているいくつかの現象の中、気になるのがカウンターとセットプレーだ。もちろん試合展開で押される場面が無いわけではないが、結局のところ攻撃に出た手薄なディフェンスの状況で悪い取られ方をするカウンターと、セットプレーで多く失点している。

カウンターに関しては、ミスを無くすしか無い。フロンターレはとにかくボールを前に運ぶために丁寧にパスを繋ぐ。もちろん相手チームはそのパスワークを手をこまねいて見ているわけではない。ディフェンスのスイッチを決め、ルールにしたがってフロンターレボールにプレスをかけ、ショートカウンターを狙っている。こうしたわかりきった守備に関しては受け流す力はあるが、若干苦しいのが大島僚太の不在。小林悠をして「僚太の良さは特別ですから。ボールも回るし運べるし、あいつの存在はでかいですね」と言わしめる力の持ち主がU22の日本代表に招集されており中盤での保持力が多少なりとも低下している事実は否めない。

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