「川崎フットボールアディクト」

【J1 1st. 第5節 川崎vs浦和 プレビュー】ともにボールを握れるチーム同士の対戦。パターン化した浦和の攻撃を防ぎ、J1ホーム通算100勝を決めたい(2329文字)

フロンターレも浦和も、ともにボールを握り続けたいチームだ。ここまでのリーグ戦4試合を見直すと、データ上は両チームとも対戦相手を上回るボール支配率を残している。

もちろん状況が違うため、どちらがすごいのだとかの話ではないのだが、浦和が2節にホームで。フロンターレは3節のアウエイで対戦した山形戦は比較対象になりうる。

山形戦での浦和はボール支配率66.5%を実現しており、マイボールの時間が長かったことがわかる。一方のフロンターレは55%。数字的には浦和よりも低く、またフロンターレは山形に負けている。この数字をもって「だからフロンターレは浦和には勝てない」などと結論づけるつもりはないが、浦和のほうがボールをより長く持ち続けていたことはわかる。

フロンターレと浦和とを比較する際に、もう一つの指標を用いてみよう。得失点だ。フロンターレと浦和は、得失点の部分でともにはっきりした特徴があるチームで、ご存知の通りフロンターレは4試合で9得点。これはリーグ首位の数字だ。対する浦和は5得点。ただし失点は1で、守備力に関してはリーグ戦トップの実力を見せている。

これらの数字から一つの仮定が立てられる。両チームのボール支配率について、フロンターレが攻撃につなげていると考えられる一方、浦和は彼らのボール保持能力をゴールにうまく結び付けられていないのではないか、という考え方だ。

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