「川崎フットボールアディクト」

【J1 1st. 第7節 川崎vs甲府 プレビュー】「いやいや、なめたらダメですよ」と甲府守備陣に敬意を払う大久保嘉人のカズダンスなるか。油断はできないが、期待はしたい一戦(1740文字)

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かなり楽しみにしていただけに、ナビスコカップは残念な内容の試合だった。前半15分までの試合運びと、それ以降の押し込まれた試合内容とのギャップが不思議だった。車屋紳太郎が言うには「最初はいい流れで行けてたが、自分のミスからみんなどんどんミスが続いて」しまったことが問題の根本にあるという。結局のところミスを過度に怖がったことによる心理的な負のサイクルの問題だったわけだ。なにしろ立ち上がりの15分が良かったのだから間違いない。

ただ、フロンターレは交代采配もあり、後半から態勢を立て直す。戦えていた序盤から試合内容が悪化して、もう一度ペースをイーブンに戻す。その経験は出場選手にとっては大きなモノだったと信じたい。

そんな背景を踏まえて迎えるこの甲府戦は、ステージ優勝を狙うためにも絶対に負けられない試合となる。今季のフロンターレには、現在17位の山形に敗れるという前科があるが、同じ轍を踏むわけにはいかない。現在18位の甲府は、山形が見せた番狂わせを励みに、なりふり構わず勝ち星を狙ってくるはず。またそうした相手にフロンターレは過去、手こずる傾向があった。山形戦の敗戦を教訓にするのだとすれば、死に物狂いの相手を慌てずにいなし、実力差を見せて勝つしかない。

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