【J1 1st. 第9節 FC東京vs川崎 速報レポート】大久保嘉人の先制弾を守れず。後半に逆転を許して敗戦。
第25回多摩川クラシコは、味スタで行われるこのカードとしては初めて全席種前売り完売となった。
多くのサポーターが見守る中、前半がキックオフされた。
いつものように、フロンターレが前にボールを運ぶという展開。
ただ、さすがにリーグ最少失点の守備を誇るFC東京ということで、そう簡単には崩せない。
ただ、この試合のフロンターレは、セットプレーという武器を持っていた。
前半21分のFKの場面。中村憲剛からファーに蹴られたボールを大久保嘉人が頭で合わせる。
これが嘉人のJ1通算140ゴール目のゴールで、公約通りカズダンスを披露。大いに盛り上がった。
その後、ペースアップしたFC東京にボールを握られる時間が増えるが、柏戦の経験を生かし、1点のリードを守ったまま前半を終えている。
後半に入っても、FC東京がペースを掴むまま推移。このまま守りきれれば自信になると考えていたが、車屋紳太郎が2枚目のイエローカードにより退場になって以降、完全に相手を呼び込む展開に。
後半24分に太田宏介に直接蹴りこまれると、終了間際の42分に武藤嘉紀に逆転ゴールを決められて万事休す。相手の勢いを受けてしまった形。
敵地で先制しながらも、逃げ切れないところに弱さがある。そういう意味で残念な試合となった。