【J1 2nd. 第17節 川崎vs仙台 レポート】三年連続得点王を決めた大久保嘉人と、その対極にある悔しさ
■取材不足
正直に白状すると「出てこない」と決めつけて、それを確認する作業を怠っていた、ということはある。あまりしつこくして、気分を害してしまうというのを恐れていたということもある。それなりに話を聴き続け、それなりに人となりを知ってるつもりだっただけに「出てこない」と考えた方が適切だろうと思っていたのだ。そうやってちょっとだけ守りに入っている中、NHKの記者が果敢にアタックした。ターゲットは大久保嘉人だった。
鹿児島に赴任経験のあるその女性記者は、中野嘉大と阿久根市の市政について話をしたりしてフロンターレの選手にもジワジワと浸透していたが、それにしてもゴールを量産し続ける大久保嘉人の秘密を探るというその取材が新たな材料を発見するとは思っていなかった。
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