「川崎フットボールアディクト」

【速報レポート】J1 1st. 第6節 川崎vs鳥栖 劇的な展開の中、1−0で勝利

■鳥栖の堅い守備を崩せず
試合開始早々に鳥栖のミスを突いた大久保嘉人がシュート。クロスバーを叩く惜しい攻撃で幸先のいい立ち上がりを見せた。ただ、そこから試合は膠着状態に。

鳥栖の守備に縦パスが引っ掛かり、前線の選手にパスが入らず。

前半25分には中村憲剛がボランチに下がり、大島僚太がサイドハーフの位置にポジションを代えるが、その大島が41分に田坂祐介との交代を余儀なくされた。足の状態が良くないのかもしれない。

鳥栖を崩し切れず、いい形を作れていない中、0−0で前半を終えている。

■劇的な決勝弾
厳しさと、汚さとを判別できない中村太主審のフエと、鳥栖のプレースタイルとが噛み合ってしまい、攻撃を作るのが難しい試合となってしまう。

ファールまがいのラフプレーが流されてしまうと、相手はより厳しく来る。もちろん厳しさ自体はサッカーの要素だが、その峻別ができない試合になってしまった。

らしいプレーが出せない中、0−0で試合は進むが、試合終了間際の大久保嘉人の劇的なゴールで、1−0で勝利。勝たなければならない試合で勝ち点3を手にした。

なお、大久保嘉人がゴール後に掲げていたTシャツは、難病指定されているPLS:原発性側索硬化症(当初ALS:筋萎縮性側索硬化症としていましたが、PLSだそうです)を発症し、闘病している小学校時代の同級生に向けたもの。この試合を病室で見ているその同級生に対するメッセージだとのことだ。

(取材・文/江藤高志)

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