「川崎フットボールアディクト」

【#オフログ】「Forza九州 熊本・大分」横断幕

熊本と大分に大きな被害をもたらしている熊本地震について、Jリーグが音頭を取って復興支援の和を広げようとしているのはご存知のとおり。

熊本地震災害に対する義援金・支援金募金実施について【Jリーグ】
http://www.jleague.jp/news/article/5570/
Jリーグは、今週末の試合から各スタジアムで「平成28年熊本地震」に対する義援金募金活動及び、インターネットを通じた募金活動を下記の通り実施いたします。

地震発災後、初めてのホームゲームとなった4月24日の浦和戦において、フロンターレは募金活動を始めとした震災復興支援の活動を行った。

またサポーターは、浦和戦の試合前に「Forza九州 熊本・大分」の横断幕を掲出した。

この横断幕、実はナビスコ杯柏戦時にはすでに完成しており、日立台に持ち込まれていた。

ただし、柏のホームゲームの運営規則として、ビジターエリアではビッグフラッグの掲出はできないという運営が行われている。

ビジターサポーターの皆様へ
http://www.reysol.co.jp/ticket/rules/visitor.php
◆ビジターエリア内でのビッグフラッグの掲出は禁止となります。

この運営ルールに対し、フロンターレサポーターは震災復興支援に関する横断幕だということで、運営担当を通して柏側に掲出を打診。しかし検討の結果、特例扱いは難しいとの判断がくだされ、掲出は許可されなかった。

Jリーグの場合、観戦ルールを定めているのはホームチームで、柏の運営ルールに従うのが筋だ。ということで最終的に柏のルールを尊重し、フロンターレサポーターはビッグフラッグの掲出を断念したという。

個人的な意見を言わせてもらえば、組織横断的な運動に沿ったこうした横断幕に関しては、特例措置があってもいいのではないかと思う。ただし、柏には今のルールが作られてきた歴史があるはずで、そうして作られたのが今のルールだと言われれば仕方ないとも思う。

ということで、浦和戦で掲出された「Forza九州 熊本・大分」の横断幕は、柏戦時にはすでに準備万端用意ができていたということをお伝えした次第だ。

(取材・文/江藤高志)

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