「川崎フットボールアディクト」

【速報レポート】J1 1st. 第16節 福岡vs川崎 2点差を追いつくが、勝ち切れず。痛恨のドロー決着

■想定外の2失点
失点の予感は全く無かったが、だからこそロングボールを多用するチームの攻撃は怖い。1失点目は警戒していたウェリントンを起点に金森建志が9分に決めたもの。さらには15分にも守備の軽さを突かれ、金森に2失点目を喫した。

さらに22分にはエドゥアルドが負傷のため井川祐輔と交代。劣勢に立たされるフロンターレではあったが、ここで壊れることなく試合を進めたのは救いになる。特に中村憲剛に代わりトップ下に抜擢された大塚翔平が縦横無尽にピッチを動き続け、技巧的なボールさばきで福岡ゴールに迫った。

42分にショートコーナーから小林悠が追撃弾を決め、1−2として後半に臨むこととなった。

■後半も押しこむが、同点止まり
後半から福岡は守備固めに入る。これにより、フロンターレがボールを支配する時間が続いた。堅い守備ブロックに対し、丁寧にボールを運ぶことでエリア内にまで進入する機会は増えたが、ゴールには結びつかない。ジリジリとするような時間の中、70分に大塚の反転をきっかけに大島がドリブルでエリア内に飛び込み、PKを誘った。

大久保がこれを度胸よく真ん中に蹴りこみ2−2の同点に。

ここから福岡が多少反撃に出ることで一方的な展開にはならなかったが、チャンス自体は作り続けた。しかし最後まで逆転ゴールは決まらず。

試合は結局2−2で終わり、最下位の福岡を相手に痛恨のドローで決着することとなった。

(取材・文/江藤高志)

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