「川崎フットボールアディクト」

【コラム】【浦和視点で見たフロンターレ】vol.3負けはしたが「怖さがなかった」川崎

8月20日に行われた浦和との2016年J1セカンドステージ第9節をふまえ、浦和を取材されている轡田哲朗さんに浦和目線での原稿を執筆していただきました。
轡田さんは、試合後の浦和の選手たちが、怖さはなかったと口にしていたと話します。浦和の選手たちが感じたこの試合は、どのようなものだったのでしょうか。

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J1 2nd. 第9節
8月20日(土)(19:04KICKOFF/埼玉/44,176人)
浦和 1-2 川崎

■浦和のダブルボランチの背後を使う
浦和レッズが絡む試合の後に書かせていただいている「浦和目線で見たフロンターレ」も3回目になった。初回がトレーニングマッチだったとはいえ、過去の2回との違いは、今回が川崎フロンターレが勝利したゲーム後の原稿だということ。

プロサッカーは「結果が全て」という言葉が頻繁に使われ、それを大前提に置くということを最初に共有した上で、浦和からの目線でこの川崎戦を捉えると「浦和が勝手に勝ちを逃したゲームだった」という感覚になるだろう。それは、川崎を応援している方々も、「よし、ゴールチャンスだ!」と感じた回数と「危ない!決められそうだ!」と感じた回数のどちらが試合中に多かったかを、試合から少し時間が経った後に振り返っていただけば、納得できる部分もあるのではないだろうか。

互いのキーマンである川崎の中村憲剛と浦和の柏木陽介の試合後のコメントには、少なからず温度差を感じた部分があった。まずは中村のコメントから。

(残り 1882文字/全文: 2513文字)

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