「川崎フットボールアディクト」

【コメント】「ユースの水準に合わせるのではなくて、自分が感じたものをユースで表現したいです」(田中碧)

夏休み期間中にトップチームで練習参加していた田中碧が、夏休みの終了に合わせてユースに戻ることになりました。ということで、トップでの練習最終日となった8月24日の練習後に、話を聞かせてもらいました。

▼田中碧
--先日のプリンスリーグに出たと思いますが、ここで練習したことは役に立ったんでしょうか?
「スピードとかは全然違いましたが、ユースの中ではそんなに強いチームではなかったので、あまり何も感じなかったというか。ボールを持った時も毎回フリーだったので、楽といえば楽でしたが、つまらないといえばつまらなかったです」

--フリーだということは相手は後ろに重かったと。
「まあ、相手は引いてたので。0−0ということで崩せなかったのが課題です」

--ポジションは?
「ボランチです」

--あまり崩すところに関わるような形でもなかったと。
「それでも何回かはあったんですが、もう少し前でプレーできたかなとも思います」

--そういう視点というのは、トップ参加したことで身についた部分もあるんですか?
「そうですね。落ち着いてやるということは結構言われてたので、プレッシャーが来ても、というのは意識しながらやってましたし、その辺というのは変わったのかなと思います」

--そうやって言われ続けたことを自分の中で消化して、実際のプレーでも落ち着いてやれたと。
「前まではちょっと、結構来た時は焦ったりしたこともあったんですが、でも意識することで、あまりそういう場面も無くなったのかなと思います」

--成長出来てるというか。
「少しだけですけど(笑)」

--今日で最後ということで、自分の中で一番身につけられたことというのは何でしょうか?
「何もできなかったんですが、課題も一杯ありますが、気付きというか、自分の中で良い収穫はたくさんあったので、そこを落ち着いてやるということもそうですし、そういうところを継続してユースの中でも、ユースの水準に合わせるのではなくて、自分が感じたものをユースで表現したいですね。チームで表現するというのはなかなか難しいところがありますが、個人でしっかり表現できるようにというのは自分の中であります」

--自分の中に、高い水準のものを掴んだというイメージは何となくあるということですかね。
「自分が高いレベルということではないですが、何をしたらいいかというのは明確になってるので、そこは意識したいですね」

--気付き、というところ以外に身につけたものというのはあるんですか?
「改めて感じたんですが、相手を見るということ。立ち位置も含めて外すところとか、今までやってなかったこと、小さいことが見れてなかったと感じたので。守備のところも、寄せ切る、奪い切るというところ。今までは中途半端な感じだったので、そこを学べたというか、自分の中で意識してやりたいですね」

--そうやって気が付けたのも、周りからの促しがあったからということなんですかね。来年トップ昇格する前に合流してこれだけやれたことに意味があったというか。
「まあ、上のレベルでやれたのは大きいことですし、たくさん、目の前で見てて色々なものを吸収できた実感はあるので。まだまだ差は全然ありますが、まだここからもっともっと頑張ってやって行きたいと思います」

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