「川崎フットボールアディクト」

【速報レポート】J1 2nd. 第12節 大宮vs川崎 逆転後の大宮の攻勢をしのげず、2-3で敗戦

■大久保嘉人退場後にPKを献上。0-1で後半へ
高く維持する大宮の最終ラインに対し、フロンターレはその裏を突く縦パスを入れて揺さぶりをかける。大宮は4-4の守備ブロックで守ってはいたが、サイドで2対1を作ろうとすることで逆にスペースが生まれやすい状況が起きていた。堅く閉じられていた中央からも攻める形を作れており、時間の経過とともにこじ開けられる場面も来るのだろうという展開だった。

だからこそ、36分の大久保嘉人の一発レッドは痛かった。
3-4-3のシステムを、4-4-1に変更して攻めの姿勢を貫くが、一瞬の隙きを突かれたカウンターで家長昭博に抜け出され、PKを与えてしまう。これを家長に決められ前半は0-1で折り返す事となった。

一人少ない中、1点のビハインドを跳ね返す戦いを期待したい。

■2-1にした後の戦いに課題
言うのは簡単なのだが、それにしても2-1にした後の戦い方が悔やまれる。
逆転された大宮が、一人少ないフロンターレに対し攻勢に出るのは当然の判断で、その勢いをどう跳ね返すのかがポイントだった。
結局守りきれず、終盤に2失点。
中村憲剛と、小林悠のゴールがふいになってしまった。
サッカーは、難しい。

(取材・文/江藤高志)

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