【レポート】J1 2nd. 第13節 川崎vs横浜FM 主軸選手を欠き課題を出しながらも、際どく勝利。CS出場権を手にする
■2−0までは、いつもの試合
新井章太のアクシデントを主因とする9分もの後半のアディショナルタイムが、試合におかしなスイッチを入れた。
逆に言うと、2−0で推移した90分間は、ごくオーソドックスで、かつ豊富なイベントを消化しつつ進行した。
先制点の狩野健太は「こんなおいしい舞台はないと思ってたので(笑)」と試合を振り返る。古巣を相手にリーグ戦では3月12日の1stステージ第3節の名古屋戦以来の先発出場の狩野は、自分が決めてやろうという強い気持ちを持つことで、実際に得点チャンスの場面を引き寄せ、そして実際に決める。
前半14分。クロスが来そうな予感がしていたという狩野は「CBが強いのは分かってたので、ちょっとそこで上手く向こうのサイドバックの内側を取れた」のだと話しつつ「来るかなと思ったら悠がいいボールをくれました。あとは触るだけでした」と振り返った。
ヘディングの瞬間に焦りはなかったのかを尋ねると「意外とヘディングで点を取ったりしてるので、いいところに入ってればいいボールが来るかなと思ってて。結構落ち着いていました」と淡々と回答。アシストを記録した小林悠は「そうですね。あそこが空いてると思いましたし、健太くん意外とヘディング上手いので。だから上げてみようかなと思って(笑)」と話しており、狙い通りのゴールだったといえる。
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