「川崎フットボールアディクト」

【#オフログ】10月4日 世界的観光地の奈良の生活感と、奈良クラブの取り組み(関西取材記)

■奈良クラブの就活支援活動
奈良駅周辺の神社仏閣をめぐり、いよいよ奈良クラブが開催する就活イベントの会場を訪問。こじんまりとしたビルの5Fの会場に付くと、目の前の受付に矢部さんが座っていた。


そこで紹介されたのが、今回のイベントを奈良クラブとともに共催する株式会社AJの大知昌幸さん(写真右)。矢部さんとは同学年で、小学校時代から選抜チームなどで顔を合わせてきた間柄だという。

二人が出会ったのは、矢部さんがサッカー選手をクビになり、地元に帰ってきていた28歳の2006年ごろ。関西で起業を考えていた大知さんとサッカークラブのことを漠然と考えていた矢部さんが出会い、奈良クラブはJFLまでステップアップ。一方の大知さんは従業員200人を超える年商40億の会社に育てたのだというからすごい。

この二人がタッグを組んだ今回の「奈良シューカツ!!」イベントは、奈良県内で就職したい学生と、奈良県内で採用活動を行う企業とを橋渡しするもの。奈良クラブにしてみれば、サッカー選手に関わる中で作られてきた大学とのコネクションと、スポンサー企業とを結びつけるもので、得意分野を活かしたイベントだという。

人材が欲しくてたまらない企業に、人材を斡旋できる。就職したい学生には職を提供できる。両者にとって大きなメリットになるイベントであるのは間違いない。なお、矢部さんがこうしたイベントを開催するに至るのは人材育成を重視しているから。以前行ったインタビューの中にその部分についての考えを話してくれた部分があるので紹介したいと思う。

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