「川崎フットボールアディクト」

【#オフログ】JYC1回戦 川崎U18vs湘南ユース 2−0の快勝をもたらした守備面の奮戦と、チーム全体の課題

■苦しんだ前半を1−0で折り返す
試合開始直後から、ペースは湘南ユースが握っていた。保持したボールを前線に送り、川崎U18ゴールを襲う。あわやという場面が続くが、選手たちはある程度割り切って戦っていたという。

田中碧は「前から来るというのは分かっていたので。その、来る中で相手も90分間くることはできないと思いますし、そこで自分たちがミスしないことが一番でした」と試合を振り返る。

今野章監督も「多少はくるかなと思っていて、ボールの回しどころをというのは確認していた」と話す。つまり湘南ユースの攻撃は想定の範囲内で、その中で上手く守れていたということが言える。見た目は押し込まれていた展開ではあったが、前半の被シュートは僅かに1本。そういう意味ではよく守れていた。

ちなみに前半の川崎U18のシュートは2本。その川崎U18のファーストシュートは前半の40分の場面。右サイドの大曽根広汰からのスルーパスをエリア内で上手く引き出し、トラップで相手を置き去りにした道本大飛が蹴ったもの。

「大聖が上手くスペースを開けてくれたので、それで自分のマークの駆け引きで、トラップで、一歩前に入れたので。トラップが一番でした」と話すこの場面は、GKとも駆け引きして「わざと体を開いて、右に蹴るふりをして左にひねって蹴りました」というシュートで、これが先制点となった。

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