「川崎フットボールアディクト」

【麻生レポート】「これ以上無い(おもしろい)試合を1試合でもやりたい」(風間八宏監督)

■5年一区切り
一部報道で12日に風間八宏監督の今季限りの退任が報じられた。この件について、風間監督と強化部の庄子春男GMが12日の練習後にそれぞれ、取材に応じた。

自らの退任について語る風間監督の言葉の中で、最も印象に残ったのが「これ以上無い(おもしろい)試合を1試合でもやりたい」という言葉だった。もちろんこの言葉にはここまで5年掛けて作り上げてきた自らのサッカーの集大成として、残されたフロンターレでの公式戦を位置づける意味がある。

ただしそれを実現することの難しさについても「現役中もそんなにそんな試合をやったことがない。1〜2試合くらいしかない」と言及。それでもフロンターレで実現してきた幾つかの名勝負を踏まえつつ「あと何試合かで『すごいなこいつら。こんなのができるんだ!』というものを見せてもらいたいというような気持ち。まあどこまでできるかわからないけど、やりたいなと思います」と述べていた。

そんな決意を口にした風間監督は落ち着いた表情で報道陣の前に立ち、退任について説明を続けた。風間監督の中では「成績はどうであれ、はじめからだいたいそうなると思ってました」という考えがあったようで、また「(最初の契約期間の)3年たった時に、また(2年やるのは)正直長いと思った」とも述べており、退任理由が5年という就任期間にあったとする。

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