「川崎フットボールアディクト」

【レポート】天皇杯4回戦 川崎vs浦和 主軸を欠き常に先行を許す苦境でも強気の姿勢は崩さず。3-3の試合はPK戦で勝利


■強気な谷口
天真爛漫な笑い声とともに谷口彰悟が「結構自信があったんです」と話す。PKについてだ。彼は予定では5番目に蹴ることになっていたという。

それを聞いて即座に「蹴らなくて良かった」のだろうと考えたが、谷口の発想はそのさらに上を行っていた。「(5人目で蹴ることについて)オレの見せ場、来た!」と思っていたのだという。見ているこちらが武者震いするくらいには緊張感のあるPK戦に当事者として関わり、あまつさえ、5番目のキッカーとして目の前で繰り広げられる神経戦を見てきたのだ。その戦いが、自らが蹴る前に終わったのだから、言いたいことを言うくらいの特権はある。そしてその特権を堂々と行使する谷口に心強さを感じた。

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