「川崎フットボールアディクト」

【コラム】【浦和視点で見たフロンターレ】vol.4 敗戦と引き換えに確認できた川崎の攻撃オプション

■ミスでリズムを失う
11月23日にスタートするJリーグチャンピオンシップの前哨戦と見ることもできる天皇杯4回戦の川崎フロンターレと浦和レッズの試合は、PK戦までもつれ込む激闘の末に川崎が勝利を収めた。

浦和から見ると、どれだけ日本サッカー協会が“中立”という言葉を重視したにせよ、等々力での川崎戦はただのアウェーゲームでしかない。そうした意味では、川崎が鹿島アントラーズを破った時に迎えるチャンピオンシップの決勝第1戦を予行演習したようなものと捉えることができる。

浦和の選手たち、特に最終ラインから中盤に懸けての選手たちは、前半の川崎を「ずいぶんと前から追ってくるな」という印象で見ていたという。その一方での共通認識は、「後半になれば足が止まって自分たちが楽にゲームを運べるはずだ」というもの。それでありながら、最終ラインからボールを前に運ぼうとした時に、ミスが相次いでチーム全体が裏返しになるようなシーンが多く見られた。

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