「川崎フットボールアディクト」

【コラム】[大久保嘉人という生き方 vol.3]教えることに、喜びを感じる


vol.2から続く

■若手を育成
その大久保は神戸時代、かなり怖がられた存在だったという。若手選手が萎縮して、練習からピリピリした空気だったと聞く。理由は簡単で、他選手のミスが多いから。思い通りのパスが回ってこず、そのイライラを若手にぶつけ、怖がられていたという。フロンターレでも、何人かの若手選手が練習中のイライラをぶつけられる対象になっていた。ただ、それでも練習中のイライラは神戸時代よりは少なくなっていたと、神戸時代を知る旧知の新聞記者から聞いたことがある。移籍初年度の、神戸との練習試合の会場での話ではあるが、それにしても神戸時代とは格段におとなしくなっていた大久保を見て、フロンターレというチームの全体的なレベルの高さにその記者は感心していた。

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