「川崎フットボールアディクト」

【コメント】「このタイミングでちゃんと機会を作って話をしてくれたことに感謝しました」(中村憲剛)キャプテン交代について

史上最年長の36歳でJリーグMVPを獲得。チームがタイトルを逃しながらの受賞は純粋にプレーヤーとしての力量を評価された結果であろう。その中村憲剛が、今季はキャプテンを小林悠に引き継ぐこととなった。この件について憲剛はどんな思いを持っているのか、話を聞かせてもらった。

○中村憲剛
--キャプテンを小林悠に引き継ぐことになりましたが、この件についてどう捉えているのでしょうか?
「初日(17日)でしたか。キャプテンについて質問されましたよね(→https://www3.targma.jp/kawasaki/2017/01/21/post9039/)。あのときはまだオニさんとは話していなくて、その翌日か翌々日かにオニさんと話をしました。1時間までは行かないかな。45分くらいですかね」

--個人面談という形でですか?
「他の人がやってるのかがわからないんですが、キャプテンを悠で考えているんだけどということを言われ、そこから話をさせてもらいましたが色々と考えてくれていました」

--差し障りのない範囲でどんな話し合いだったのでしょうか。
「MVPを取ったり、嘉人が居なくなったりとかで個人的には負担が増えるだろいうということ。あとは悠が1年間で成長してきたということ。
たとえば去年(2016年)のシーズン前に、キャプテンを変えたいと言われていたら、それについては『えっ』となったと思うんです。でも昨季を戦って、悠に任せられる時期になってきた、という思いもあった。たとえば試合の中で悠が積極的に声を掛けるようになったり、引っ張れるようになったところもあって、それで大丈夫かなと思うようになりました。
また監督もオニさんに変わるタイミングだった。ここでオニさんからキャプテンを任されていたら、もちろん引き受けたんですが、けど下を育てたい。彰悟とか僚太とかにも責任感をもたせたいという思いがオニさんの頭にあるということも言われまして。
そういう考えには賛同しますし、このタイミングでちゃんと機会を作って話をしてくれたことに感謝しました。その話の中身もちゃんとオレのことを考えてくれたものでしたし。だから自分の中ではすごくスッキリした状態で悠に渡せました」

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