2017年02月06日 20時00分　
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2月6日、午前練習終了後の中城村にフロントのYTB氏の姿があった。

YTB氏の目的は練習の視察ではなく、綾町とともにフロンターレのキャンプ地である中城村との縁を大事にしたいとの考えのもと、中城村を中心とした沖縄の食材などのリサーチと、それをフロンパークで紹介するという構想の実現のための来訪だった。

ということでYTB氏の中城村村役場への表敬訪問に同行させてもらい、浜田京介村長との会談に立ち会わせてもらった。フロンターレ側からの提案に対し、浜田村長も全面的に賛同。今後コラボ企画が進展しそうな展開になりそう。

まずはフロンパークでの食材はスタジアムグルメの紹介に始まり、将来的には小中学生の派遣を含めた交流なども視野に入りそう。綾町ともども楽しみな状況になりつつある。

村役場の訪問に続いて訪れたのが、琉球黒麹家さん。合宿初日に選手にも提供されたもろみ酢を生産しており、対応してくれた富村さおりさんからもろみ酢のなんたるかを説明してもらった。

もろみ酢は酢と名付けられている通り、原液はかなり酸っぱいのだが、シークワーサーや黒糖のブレンド商品はかなりマイルドに仕上がっており、万人受けする商品に思えた。

また日本ではまだあまり知られていないモリンガという食材について説明してもらう。こちらは可食植物では最高レベルの栄養を持つとのことで、世界的には当たり前に食されているものだとのこと。日本でも今後知られていく存在になりそうで、こちらも近い将来フロンパークなどで紹介されるものと思われる。

中城村と川崎市は、キャンプ地に選定されたことが縁で繋がった。この縁を大事にしたい、というクラブの考えはもちろんだが、普通に素晴らしい食材が沖縄には存在しているということでぜひフロンターレサポーターに紹介したい、という考え方のもと、今回の視察は行われている。ということで日帰り出張のYTB氏の仕事ぶりに期待しつつ、ここからの進展を楽しみに待ちたいところだ。

（取材・文・写真／江藤高志）