「川崎フットボールアディクト」

【レポート】クラブユース準決勝 FC東京U18超えならずも、進歩を感じる0-2の敗戦

「今シーズン、たぶん自分たち複数失点がなかったので、1点だったらというのはあったんですが、複数失点したのが初めてで、メンタル的にもきつくなったところはあったと思います」と振り返る小川は、2点差を追いかける71分にクロスバー直撃のFKを放っている。

「FKはずっと練習してきてて、予選では2点取れて、自信はあったので。今日も2点先に取られてましたが、あそこで決めてればまだわからなかった」と反省する小川は、「武器なのでそこは伸ばしていきたいと思います」と次に向けて頭を切り替えていた。

クラブユース選手権は昨季と同じ準決勝敗退となった川崎U18だが、まだまだ戦いは続く。

「自信をもって3位という結果に誇りを持って、残りのプリンスだったりJユース、参入戦だったりにフロンターレの誇りを持って戦いたいと思います」と話すのは早坂。

また、FC東京U18について「プリンスにいない、次元の違うチーム」と話す小川は「自分たちもそういう中でやれればよかった」とプレミアで戦えていない現状を悔みつつ「でも今日はいい経験ができたので。これを忘れずに。チームとしても個人としてもレベルアップして必ずプレミア参入戦に行って、後輩たちにプレミアという舞台を残せればいいかなと思います」と前を見据えていた。

この試合の経験を糧に、ぜひともプレミア参入戦に進出し、来季のプレミアリーグ入りを決めてほしいところ。またできるならJユースカップでのFC東京U18を相手にしたリベンジにも期待したいところだ。

(取材・文・写真/江藤高志)

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