「川崎フットボールアディクト」

【プレビュー】J1 第23節 川崎vs札幌 札幌の厚い壁をどう崩すのか。攻守をバランスさせつつ難しいタスクを完遂させたい


■9枚で守る札幌
等々力が勝利に沸いた鹿島戦から1週間。余韻に浸る間もなく次の戦いがやってくる。前節対戦の鹿島は、監督交代後9試合負け無しで首位に立つという難敵だった。その鹿島を内容を伴った試合で下したのだからここから快進撃を期待したいところだが、現実はそう簡単ではなさそう。

今節対戦の15位札幌は、4月16日にアウェイの1巡目で対戦。1−1の引き分けという結果が残っている。試合終盤の74分の小林悠のPKによる先制弾を守りきれず、82分に都倉賢に頭で決められるという試合だった。

当時からそうだったが、札幌の守備ブロックはかなりやっかいだ。3バックに左右の両WBが加わった5バックで最終ラインからスペースを消すと、中盤に4選手が並ぶ5−4の布陣で対戦チームの攻撃を受けて立つ。これだけ重心が下がると攻撃がままならなさそうなところだが、札幌の場合そうでもない。

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