「川崎フットボールアディクト」

■旭日旗掲出に関する件についてAFCが上訴を棄却。この件ついて藁科義弘社長が対応を説明


4月25日のACL水原戦において旭日旗が掲出された件に関し、5月4日にAFCから川崎フロンターレに対し下された処分について、川崎フロンターレとしてAFC不服申立委員会への上訴手続きを行っていたが、その件について8月25日に藁科義弘社長がメディア対応を行った。

藁科社長からはまず2点が伝えられた。

1)
8月8日に上訴手続きが棄却された旨の連絡が書面で通知。

2)
CAS(スポーツ仲裁裁判所:Court of Arbitration for Sport)には提訴しないことを決定。

今回の通知によりAFCでの処分が確定。クラブとしてはCASに訴え出ることもできたが、クラブ内、JFA、Jリーグで対応を協議した結果、CASには行かないことを決めたとのこと。

今回の件について時系列
http://www.targma.jp/kawasaki/2017/07/14/post11683/4/

その理由として藁科社長は3点を上げた。

1)
CASは、各事案について独自の調査・判断をする組織ではないということ。つまり各競技団体、今回の件ではAFCになるが、その判断の過程が正当かどうかが問われる場でしかないということ。そのため、CASに行ったとしても判断が覆る可能性は極めて低いと考えたということ。

2)
そもそも川崎フロンターレの本業は、サッカークラブであるということ。AFCの関連で言えばACLを勝ち抜く事が本業であり「一歩一歩タイトル獲得に進んでいくことを目指すことが我々の本業だと思うので、それに集中していきたい」ということ。

3)
AFCの最終判断という通知を受け、旭日旗の性格について1クラブが判断・対応していくには大きすぎる存在であるということ。今後は「JFA、Jリーグとともにサッカー界全体でAFCに理解を求めていくという行動に変わっていくべき」だとの考えがあったとのこと。

これら3点を理由にCASに提訴することはしないとの判断に至ったとのこと。

なお、クラブ側が指摘していた水原サポーターの乱入についての処分もないとのこと。

ゼロ回答とも言える極めて理不尽な結果となったが、クラブとしてはできることはやりきったと考えはその通りであろう。今後の対応をサッカー界全体に委ねるとの判断はやむを得ないものと考える。

なお、クラブ、JFA、Jリーグの協議についてはまだ正式なものは予定されていないとのことで、今後進展があればお伝えしていきたい。

(取材・文・写真/江藤高志)

過去記事
■旭日旗掲出に関してのAFCの処分について
https://www.targma.jp/kawasaki/2017/05/04/post10699/

■藁科義弘社長が旭日旗掲出に対するAFCからの処分について、上訴手続きなどを説明
http://www.targma.jp/kawasaki/2017/07/14/post11683/4/

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ