【レポート】J1 第29節 川崎vs仙台 諦めない気持ちが大逆転を呼び込む。中村憲剛の400試合出場を等々力劇場が祝福
■一方的にやられた前半
エウシーニョがシュートした瞬間、彼の前方にいた仙台の選手は8人に上っていた。フロンターレの攻撃は丁寧なパスによるものが多いが、そのパスワークの分断を意図し、引いて守っていたのだろう。そういう意味で、引いて守る相手に対するセオリー通りの一発だった。振り抜いた左足から放たれたシュートが、反撃の狼煙となった。エウシーニョのゴールがフロンターレを蘇生させた。
それにしても、ひどい前半だった。序盤こそチャンスを作るが、いい時間は続かず。仙台に圧倒され、ピンチが続いた。石原直樹とともに2トップとして先発し、守備面でフロンターレを圧迫していた西村拓真にもう少しだけ運と決定力があれば、序盤に失点していても不思議ではなかった。
「前半を通してすごく悪かった」と話す小林悠は、その理由として前線と後方の乖離を指摘する。
「前からプレッシャーを掛けるときに後ろから着いて来れてなくて」という状況が生まれていたのだと小林は言う。
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