「川崎フットボールアディクト」

【レポート】J1 第30節 広島vs川崎 「予測」が生み出したゴール。苦しみながら3−0で勝利

■試合を動かした三好康児
ラッキーな形で先制点が決まっていたが、相手にしてみればやられた、という実感はなかったかもしれない。そういう意味で、試合の行方を決めたのは前半終了間際の三好康児のファインゴールだった。

パスを通した中村憲剛は、この三好のゴールについて「スカウティング通り」だったと明かす。ワンボランチの広島は「その脇のところが必ずあく」ため、狙い目だった。問題はその脇のスペースを使える状態を作れるかどうかという部分。パトリックではなく皆川佑介をスタートから使った広島は、皆川がスイッチを入れる守備でフロンターレに自由にボールを握らせず。フロンターレはボールを前方に運ぶことに苦労することとなる。こうした状況について憲剛は「自分たちが一度(相手の)陣地に入れば行けるという話はしてて。そこに出ていくのが大変だった」と振り返っている。

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