「川崎フットボールアディクト」

【レポート】J1 第31節 柏vs川崎 知念慶、小林悠の2発をもたらした選手交代術。悪条件を跳ね返し土壇場でドローに持ち込む

■ピッチコンディション
パワー勝負に持ち込まれた前半は苦しい展開を強いられていた。ピッチコンディション不良を事前に把握していた柏は、天皇杯準々決勝に引き続き起用を予定していたという中川寛斗を先発から外し、ディエゴ・オリヴェイラを選択。馬力のあるブラジル人選手を3枚前線に並べ、試合に臨んできた。

ところどころ水が溜まりパスが転がらない状態ではグラウンダーのパスは不確定要素が多すぎる。そういう意味でロングボール主体の試合運びを想定した柏がフロンターレを押し込むのは必然的な流れだった。

大雨による弊害だったがそうした側面に文句を言わなかったのがフロンターレの選手たちだった。例えば谷口彰悟。

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