kumamoto Football Journal

【試合後コメント】第38節 vs.北海道コンサドーレ札幌/試合後の監督・選手コメント

20161030札幌戦

  • 明治安田生命J2リーグ第38節
  • ロアッソ熊本 2−0 北海道コンサドーレ札幌
  • 得点/清武功暉(11分/熊本)、平繁龍一(65分/熊本)

 

清川浩行監督(熊本)

「まず、たくさんのファン、サポーターの方がスタジアムに駆けつけてくれて、本当にありがたく思っています。ゲームの方は、前半から選手がハードワークして、ずるずる下がる事無くプレッシャーをかけ続けて、良い時間帯に1点取れました。そのまま後半を迎えて、相手のクロスだったり長いボールに対して全体で踏ん張って、セカンドボールを拾って攻めるというのが1つの狙いで。皆が本当に頑張ってくれた勝利だと思っています」

ーー平繁選手が攻撃の起点になっていたと思います。

「非常に良いスペースでボールを受けて、そこを起点に両サイドが仕掛けていくという狙いの部分が皆でできていたと思います。その状況を作ったのが、セカンドボールを拾って、1つ2つボールを動かす事によってできたスペースを使うということで、皆が落ち着いてゲームをしてくれたので非常に良かったし、平繁についてはその起点になることと得点という、ゴール前のプレーを見せてくれていたので、非常に良かったです」

ーー3選手の交代の意図を教えてください。

「少し足が攣った選手も出て、運動量的にも落ちるとどうしても下がってしまうので、そこの意図です。薗田も少し体力的に落ちた部分がありましたので代えたというところです」

ーー守備が前からというところで、かなり玉際の激しさが出ていたように思います。

「そこは、ずるずる下がるんじゃなくてある程度プレッシャーをかけていかないといけないということは伝えていました。それプラス、選手達が負けたくないという気持ちを見せてくれたのが大きかったと思います」

ーー10月に入って5試合で2失点ということで、守備が立て直されてきたように思いますが、修正してきた部分は?

「修正というよりは、トレーニングの中でその辺のこと、ボール際だったり、ボールに全体でプレッシャーをかけていくことを見直すというのは、トレーニングでも言っていますし、いろんなところで話して伝えています。その分、守備から攻撃のところでなかなか点に結びつかないところもあったんですけど、今日はそのまま、全体での守備と、それプラス攻撃というのがすごく噛み合ったゲームでした」

ーー1人目が寄せた後の周りの動きも良かったように思います。

「そうですね、その辺の連動はすごく、何試合か良かった部分もありますし、今日は全体が連動して、ボールにプレスをかけて奪う場面が多く出ていました」

ーー前節の4−4−2から4−3−3に戻しましたが、清武選手を左に置いた事が平繁選手のパフォーマンスにもつながったように思いますが、この配置の狙いは?

「やはり相手のシステムも含めて、サイドで時間を作れたり、あるいはボールを受けて、それが起点となって真ん中に入ったり、逆サイドの齋藤や黒木のオーバーラップが出やすくなるかなというところはあります。あとは3人の選手がすごくいい状態でいたので、なんとかそれを維持するためにも、相手のシステムの狙い所のポイントも含めて、少し変えました」

ーー残り4試合の戦い方や意気込みをお願いします。

「戦い方は、連戦になりますけど次の相手も上位ですし、今日のゲームをベースに考えて、次の相手に向かって行きたいです。準備する期間は短いんですけど、選手1人1人のコンディションを見て、次のゲームもアウェイですけど勝ちにいかなきゃ行けないゲームである事は間違いないので、そこに持っていきたいと思っています」

 

巻誠一郎選手(熊本)

「なかなか勝点3が取れていない中でも、これだけ多くのサポーターの皆さんに力をもらえて、そういう積み重ねが今日の勝点3につながったと思います。まだ熊本には普段通りの生活を取り戻せていない人がいて、少しでもその方達の活力になったらいいなと思います。そういう思いでプレーしていますし、これからもプレーしていきたいと思います」

 

村上巧選手(熊本)

「前の2試合と比べると、札幌はつなぎながら長いボールを入れてくるチームだったんですけど、1人1人の距離感が良くて、うまいことそれにハマったかなと思います。つないでくるボールを狙えていたので。良い形で奪えたので良い攻撃でチャンスも作れたので、良かったかなと思います。早いポジション修正というか、いい状態でブロックを作ってから、スイッチを入れたあとに連動できていたのが良かったのかなと。ボールを持たれていても持たせている感覚でやれていたし、攻められていてもカウンター出せるよというアグレッシブな気持ちを皆が持ってやれていたと思います。次も上位のチームですけど、連戦というのは同じなので、相手よりハードワークできるように頑張ります」

 

植田龍仁朗選手(熊本)

「1発目の競り合いは強かったですけど、その後はこっちがセカンドボールを拾えて、そこからカウンターを出せて、結構隙があったかなと思います。相手のセンターバックが持っている時にはあまりラインを下げないようにして、ボランチに前を向かれた時は前も動き出すので下げると言うか、付いていく事を意識していました。(薗田)淳とは久々だったので少し合わない時もありましたけど、それは話しながらやれました。2トップを僕ら(センターバック)が見て、トップ下を(キム)テヨンが見るという形でハマったかなと思います。テヨンを引き込みすぎるとセカンドボールのところがあるので、ある程度4枚でするので、1つ前でいてくれという感じでした」

 

平繁龍一選手(熊本)

「なかなか結果が出ないなか、首位の札幌が相手でしたけど、しっかり結果を残せて良かったです。相手の嫌なところでボールを受けて、しっかりキープして味方の上がりを待つ事を心がけていました。ああいう形でのゴールは得意な形で、カタ(片山 奨典)さんからすごく良いボールが来ましたし、相手のマークも外せていたと思います。角度がなかったけど、当てすぎず、うまく流し込めたと思います。自分も試合に出られず結果が出せない時期もあったんですけど、今日チャンスをもらって、しっかりモノにできて良かったと思います」

 

四方田修平監督(札幌)

「まず、自分たちの流れの悪い時間帯で失点して、追っかけなければけない苦しい展開になりました。注意してはいたんですけど、そういうなかでやられてしまった。ここ数試合、悪い流れやうまくいかないことが続いているんですけど、そういう時こそ、特に精神的に切れずに、チームで1つになってこの流れを断ち切って、最後の4試合、しっかり準備して戦っていきたいと思います」

ーーFWを3枚並べるのは今までにない形です。その狙いと、結果的に無得点とうまくいかなかった要因は?

「突破力のある選手を使う事で、相手の組織的な守備を崩したいという狙いでした。ゴールは生まれなかったんですけど、形としていくつかあった部分に関しては評価したいと思っています」

ーー次節、札幌ドームで讃岐を迎えますが、どういう戦い方をしたいでしょうか?

「ここまでやってきたことをもう1回、自分たちで見つめ直して出すしかないと思っているので、しっかりした守備から入って、最近は失点が増えているので、まずはそこをしっかりと無くさないといけないと思っています。ゴールはないですけど、できるだけ効率よくチャンスを作りながら、ゴールに結びつけていきたいと思います」

ーー相手がまた引いてくるという可能性もありますが、攻撃は3枚のイメージですか?

「基本的に、3枚でも2枚でも、ゲームの中で3人でバランスを取って行く事に変わりはないので。特に3枚、2トップとトップ下という部分に関しては、そんなに差があると自分では考えていないので、疲労も含めてコンディションを見ながら、次の試合のメンバーを決めていきたいと思います」

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